私とベルマーレ 1

自分が初めてベルマーレと出会ったのは1993年。
平塚七夕祭りでのこと。
あるグループがメイン会場近くでチラシを配っていました。
それは「湘南ベルマーレ」の闘いを伝えるものでした。
この年Jリーグが開幕。日本中がサッカーブームに沸いていました。
そしてベルマーレは、Jリーグの下のJFLでプレーをしており、ジュビロ磐田柏レイソルJリーグ昇格争いを演じてました。
その後ベルマーレJFLを制し、ヤマザキナビスコ杯でも互角の闘いを演じました。
そしてめでたくJリーグ昇格。
平塚の町はお祭り騒ぎでした。
その時の喜びは今でも忘れられません。
そして1994年。
ついにJリーグの舞台に。
開幕の相手はヴェルディ川崎
しかしJの水は甘くなかった。
「出る杭は打たれる」と言わんばかりに1-5と完膚無きに叩かれ、その後の試合でも大量失点で負ける試合が続出。
しかしそれでも古前田充監督は「超攻撃サッカー」を捨てなかった。
セカンドステージではファーストステージとは打って変わって連勝に次ぐ連勝。
小島伸幸岩本輝雄名良橋晃名塚善寛ベッチーニョ、アウミール、野口幸司らがフィールドで大暴れ!
「湘南の暴れん坊」の名をほしいままにしました。
そしてそのままの勢いで天皇杯優勝。
自分にとっては最高の一年でした。
1995年。一人の天才がベルマーレに入団。
その名は、中田英寿
後に日本サッカーの顔となる男がやって来ました。
高卒ルーキーとは思えない堂々としたプレー。
そのセンスには度肝を抜かれました。
そして洪明甫ホン・ミョンボ)、呂比須ワグナーも加わってちょっとした低迷期もあったものの、安定したチームに仕上がりました。
この年圧巻だったのは、対鹿島戦にて野口幸司が1試合5ゴールの快挙!
試合も7-0で圧勝!
自分もこの試合は7ゲート側のスタンドで見ていました。
1998年の開幕戦はサッカーワールドカップ初出場、中田効果もあって平塚競技場は超満員!
ヴェルディ川崎相手に大勝!
ちなみに国歌斉唱は、森進一氏でした。
このシーズンも安定した闘いを見せ、チームも順調かと思われました。
しかし、中田がイタリアセリエAペルージャに移籍。
そして、チームに最大の危機が訪れます・・・