トルクメニスタン共和国・ニヤゾフ大統領死去

トルクメニスタンってどこ?
ニヤゾフ大統領って誰?
日本人の多くはそう感じているかもしれません。(私もその中の一人)
昨日たまたまニュースを見ていたらそのニュースが流れていました。
トルクメニスタン旧ソ連中央アジア諸国の1つで、国土のほとんどが砂漠だそうです。
で、聞くところによると、このニヤゾフ大統領はとんでもない大統領のようで・・・
北朝鮮ばりの個人崇拝をすすめ、側近を寄せ付けずに政敵を次々と粛清してきたそうです。
で、調べていくうちにこの国の信じられない実態が明らかに・・・

  • 街のあちらこちらに大統領のデカい写真や銅像が掲げられている。(首都アシガバードトルクメン語で「愛の街」の意味)では50mおきにあり、中には金ピカで回転する像も)しかも掃除番までついている手の入れ様。
  • 大統領が「神のお告げ」で書いた「ルフマナ(魂の書)」を一家に一冊持たせ、それを教科書としても使う。(日本語版もあり)
  • バレエの上演を禁止(「白鳥の湖の男性ダンサーの衣装が気に入らない」から。ガキじゃあるまいし・・・)
  • コンサートやテレビのみならず、結婚式などで口パクで歌う事を禁止。(「口パクは歌唱や音楽の発展を阻害する」)
  • 若者のヒゲを禁止(大統領が「見苦しい」と言ったから)
  • 女性の金歯を禁止(「女性に金歯は似合わない」から)
  • テレビのニュースキャスターの化粧禁止(大統領が「男なのか女なのか分からない」といちゃもんをつけたから)
  • 8月第2日曜日を「メロンの日」と設定している(大統領の好物だから(これぞ正真正銘のメロン記念日))
  • 大統領がカツラを被っていることを報道することを禁止。(そんなの余計なお世話だ!!)
  • トルクメニスタン国内は煙草は禁止(大統領がガンの手術をして自身も禁煙しているから)
  • 首都から大統領の故郷の村まで6車線の高速道路が整備されているが、利用者は皆無。その村にはニヤゾフ大統領の家族の黄金像や利用者皆無の豪華ホテルがある。
  • 首都と大学以外の図書館を廃止(「田舎者は字が読めないから」という見解)
  • 首都以外の地方の病院も閉鎖(「ちゃんとした医者は首都にいる。病人は首都に行けばいい」という見解)

もう正直、はぁ?ですよ。
特に一番下の2つに関しては、「バカじゃねえの?」と声を大にして言いたいです。
でもお隣りの将軍様と比べたらなんと可愛いこと・・・